みなさん、酵素ジュースなど酵素という言葉はすでに慣れ親しんでいるかと思います。
その酵素がぬか床・ぬか漬けによって、多く取り入れられることはご存知ですか?
また、そもそも酵素とは何か?どんな効果があるか?についても詳しく解説していきます。
目次
酵素とは何か?
酵素とは、私たちが生命活動をするには、必須の栄養素で、食物の消化を代表にして、重要な役割を果たしています。しかし、そんな大切な存在でありながら、現代人に不足が懸念されているものです。
そもそも酵素とは何かというと、
タンパク質の一種。生体内で起こる化学反応を進めるための触媒です。
酵素の触媒としての働き
触媒としての働きは主に以下があります。
- 食べた食品を消化する反応
- 吸収された栄養素からエネルギーを作り出す反応
- 免疫反応
- 体内の有害物質を処理し尿などと一緒に排泄する反応の他
- 体の成長
- 体の調節機能
このように、酵素は、体内で起こるほぼすべての反応に関わっています。
3つの種類に分かれる酵素
- 消化酵素
- 代謝酵素
- 食物酵素
人の体内がもともと持っているのは「消化酵素」と「代謝酵素」、そして食品に含まれる「食物酵素」と、3つに分けられます。
そして、体内の重要な反応の触媒を担っている酵素ですから、酵素の量が少なくなると、体の調子も悪くなってしまうこともあります。
現代人は酵素不足
酵素は熱やpHに弱く、一定を超えると働きが弱くなってしまいます。現代においては、体内の酵素を損なう要因が多いと考えられています。そのため、酵素を外から取り入れることがすすめられるようになりました。
また、他のたんぱく質と同様に、酵素は、体の中で、遺伝子の情報に基づいて合成されていますが、年齢を重ねるにつれて、酵素を合成する力も衰えてきます。そのため、ご高齢になってくると、消化や代謝の力が弱くなってしまいます。
そのため、積極的に食物から酵素を取り入れることが求められています。
食べ物を消化する酵素の働き
体の中で働く酵素の中で、大事なものの一つが食べた食品を消化する酵素です。
消化酵素は大きく分けると、以下となります。
- でんぷんを分解する酵素
- たんぱく質を分解する酵素
- 脂質を分解する酵素
また、それぞれの酵素がどのような役割を担っているかというと
- でんぷんをブドウ糖に分解する酵素:アミラーゼ
- たんぱく質をアミノ酸に分解する酵素:プロテアーゼ
- 脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する酵素:リパーゼ
特に、米ぬかはアミラーゼという酵素があります。
米ぬかにある酵素、アミラーゼの働き
特にアミラーゼは、米ぬかに多く含まれています。
酵素のアミラーゼには炭水化物の消化を助ける作用があるため、ご飯や麺類の食べ過ぎによる脂肪の蓄積を抑えたり、消化不良や胃もたれを防ぎます。
そのため、ダイエットやお腹の調子が悪い人、胃もたれなどがある人に最適です。
野菜を漬けると自然に取り入れられる酵素の働き
また、ぬか床に生野菜を漬けた時のぬか漬けには消化酵素というのもが含まれています。
酵素というのは、生の野菜に多く含まれているのです。
ぬか床に漬けると、生の野菜も美味しく食べることができるので、酵素を取り入れるにはぴったりとなっているのです。
生野菜のぬか漬けで酵素尽くし
酵素の力!ぬか床でダイエット
酵素は、体の代謝を助ける働きがあります。そのため、代謝をあげて痩せやすい体質を作ってくれます。また、酵素が不足すると、代謝がうまく行われず、痩せにくい体になってしまう可能性があります。
ぬか床がダイエットに良いといわれるポイントとしては…
- 生野菜をぬか漬けにすることで食物繊維を取り入れられる
- 生野菜に含まれる酵素によって体の代謝をあげることができる
- ぬか床に含まれる消化酵素によって代謝をあげることができる
- ぬか床内の乳酸菌によって腸を整え、栄養を効率的に取り入れられる
酵素を効率的に取り入れるためにはぬか床&生野菜のぬか漬け
いかがでしたでしょうか?ぬか床そのものにも酵素は含まれており、生野菜を漬けることによって、効率的にぬか漬けは酵素を取り入れられることができるスーパーフードなのです。
ぜひ、日々の生活で取り入れてみてください。
参考文献
http://n-kouso.org/enzyme
日本酵素栄養学協会「酵素ってなに?」 NPO法人日本酵素栄養学協会(外部サイト)