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ネバネバ!水溶性食物繊維たっぷりのオクラを漬けてみる
ぬか床にどんな野菜を漬ければいいでしょうか?今回は水溶性食物繊維たっぷりで整腸効果が高く、気になる塩分を排出する効果があるオクラを紹介します。
夏野菜のオクラはぬか床に漬けることができます。ポイントをお伝えしていきます。
オクラをぬか床に美味しく漬けるには
ぬか床に漬ける際に、オクラの特徴を押さえましょう。
- 表面の皮が薄い場合が多く、漬かりやすい
- 果肉は柔らかく、ぬか床が漬かりやすく、風味がつきやすい
- 普段、食べる際には下茹でをしている
そこで、ポイントを押さえることによって、簡単に、ぬか床に漬けられるようになります。
オクラをぬか床に漬ける前の下処理
ヘタを切り落とす
オクラの皮は比較的薄い野菜のですが、ヘタは硬くて食べにくいので、切り落とします。
下茹ではしなくてもOK
オクラは、一般的には下茹でをして食べると思います。
ただ、ぬか床に漬ける際には、細胞壁を壊す作用がありますので、下茹ではしなくても大丈夫です。
もちろん、下茹でをしても食べられます。
下茹でをした際には、水分を含みますので、軽く拭くなどしてから漬けましょう。
塩もみはどちらでもOK
オクラは皮が比較的薄く、果肉も水分多めで柔らかいので、ぬか床の風味が浸透しやすい野菜です。
ただ、早めにしっかり漬けたい時は切った断面に塩を擦り込むことによって細胞壁を壊し、そこからぬか床に漬かりやすくします。
塩の量は、ほんの少し、指の腹にのるくらいで大丈夫です。
簡単!オクラのぬか床への漬け方
オクラを漬けていきます。
ぬか床が全てかぶるように漬けましょう。
オクラのぬか床への漬け時間の目安
ぬか床にオクラを漬けた場合、早くて6時間、一般的な漬け具合だと12時間、しっかり漬けるなら2日間ほどかかります。塩を擦り込んだ場合はより早く漬かります。
オクラのぬか漬けの一言アドバイス
オクラはぬか床から引き上げた後、切り方としては、斜めに縦に切ると、星形が映えます。また、時間が経つほどに、変色しますので、ぬか床から引き上げた後は早めに食べるようにしましょう。
オクラのぬか漬けの効用
乳酸菌と相性が良い水溶性食物繊維
オクラのネバネバとした成分は、主にガラクタンやアラバン、ペクチンなどの水溶性食物繊です。
これらは、便秘や下痢、大腸ガンの予防や、コレステロール排出を助けます。
他にも嬉しい効果
他にも嬉しい効果として、
ピーマンの3倍のビタミンB1が豊富で、夏バテなどの疲労回復に役立ちます。
また、豊富なカリウムにより、余分なナトリウム(塩分)を排出してくれます。
減塩したい方にもぴったりです。
まとめ
このように、水溶性食物繊維たっぷりで整腸効果が高く、気になる塩分を排出する効果があるオクラのぬか漬け。
整腸効果が高く、塩分が気になる漬物だからこそ、ぜひ、チャレンジしてみてください。
このように、TOCOTOでは、300年の歴史ある漬物屋うまもんのノウハウから、ぬか床と仲良く過ごすための情報をお伝えしています。
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