ぬか床がベチャベチャになった。
このようなご意見はよくお聞きします。
その時、どうすればいいのでしょうか?
今回は、ぬか床の水分量を減らす3つの方法についてお伝えします。
目次
ぬか床の水分量が多いと腐る?
また、水分量はどれぐらいがいいのかという目安なのですが、ぬか床と水が2層に分かれる場合は、あまりいい状態ではないです。
何故ならば、水が張っているところから腐敗菌が繁殖してしまう恐れがあるからです
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
すぐに解決!一番簡単!ぬか床に足しぬかをする
こちらの方法が一番手っ取り早く簡単に水分を 減らすことができます。足しぬかをすることで相対的に水分量を少なくするのですね。
足しぬかの方法
ただ単に足しぬかをすればいいという訳でもありません。
例えば足しぬか1回分の目安としては以下になります。
- ぬか床総重量1kg(TOCOTO透明容器の場合):足しぬか100~200g
塩を入れるのを忘れないで!足しぬかをするときの注意
また、足しぬかをする際には塩を入れるのをお忘れなく。
- 足しぬか100g:塩 7g
- 足しぬか200g:塩 14g
100gの足しぬかであれば、塩7g、つまり小さじ1杯大盛りほどの塩を加えましょう。
ちなみに、TOCOTOのオンラインショップでは、初めての方にも安心な分量に合わせた塩が調合済みの足しぬかもあります。
また、あなたのぬか床の心配なら、オススメは検査キット。そちらでぬか床の今の状態を確認してみましょう。
腐らせないため?足しぬかの際に塩を加える理由
なぜ、塩を加えるのでしょうか?
それは漬物の原理、塩蔵と同じ仕組みです。
塩分濃度が下がると 腐敗菌が繁殖してしまう恐れがあるのです。
一方、ぬか床内にいる、発酵する菌はぬか床内でも腐敗菌よりは、比較的強い、生きられる菌がいます。そのため、塩を入れましょう。
足しぬかをした後は水などを加えなくても構いません。
野菜をまた漬けることによって水分が出てくるためです。
旨味も出て食べられる?ぬか床に乾物を漬ける
こちらは裏技的な方法です。
- 干し椎茸
- 干し昆布
- 切り干し大根
しかも、このような乾物を入れると3つのいいことがあります。
- 水分を吸ってくれる
- ぬか床の旨味が増す
- ぬか漬けとして食べられる
乾物はだしが出るような旨味の強いものが多いので、
このように一石三鳥な方法なのです!
ぬか床に浮いてきた水を拭き取る!ぬか床の水抜き方法
以下のような方法は既にやっている方も多いかもしれません。
- 水分が出てきたところをペーパーで拭き取る
- 水抜きをする
ちなみに、水抜きとは何でしょうか?
水抜きとは:水分を溜めてぬか床内の水を抜く
まず、ぬか床内に穴を開けます。親指をぬか床に押し付けるといいです。
翌日、その穴の中には水が溜まっています。その水を 抜くことで水抜きをすることができます
ぬか床の水は栄養たっぷり?水分を拭き取る、水抜きをオススメしない理由
水抜きをすると簡単に水分量を調節することができます。
しかし、一方で、この水にもぬか床の栄養がたっぷり含まれているのです。
この水の中にも何億もの菌がいる訳です。
そのため、美味しく栄養たっぷり菌が活躍するぬか床を作りたい方には水抜きはあまりオススメできません。
まとめ:ぬか床の水分を減らす方法
いかがでしたでしょうか。
(1)足しぬかをする
(2)乾物を漬ける
(3)水抜きをする ※あまりオススメではない
べちゃべちゃになって気になるぬか床の水分量減らしたい時は、以上、3つの方法があります。
このように、栄養たっぷり・菌たっぷりにしたいのか、それによってもぬか床の水分量の調整方法は変わってきます。
日々、ぬか床と暮らしながらぬか床とあなたの良い付き合い方を見つけていきましょう。